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吃音ブロガーの旅日記

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吃音と伊豆半島

ちょい前に伊豆半島にツーリングしてきた。
相棒はもちろんZXR400R(グリーンモンスター)だ。

今回のツーリングはかなり衝動的だった。
4連休だったのだが、全ての日に予定が無かったため、じゃあ行くかみたいな感じだ。

場所はどこでもよかった。
なるべく人のいない場所なら。

日々の吃音地獄から逃れるように高速をかっ飛ばして、箱根のふもとまでワープ。

まずは箱根のワインディングだ。
遅い車をガンガン抜いてイイ調子にかっ飛ばす。
途中、ドデカいトラック軍団に行く手を阻まれペースダウン。

抜けるタイミングを計ってたら、白黒がネズミ取りやってた。

あぶあぶ。

箱根がネズミ取り多いって本当だったんだな。

それからはちょっと大人しめにかっ飛ばす。
俺がリミッターかけてるのに相棒が許してくれない感じだ。

まったくムチャしやがる。

そんなこんなで日が暮れてきたので、今日の寝床を探す。
地図を見ると近くにキャンプ場がある。
行ってみるか。

こういう時、一人だと身軽でいい。
数人のツーリングだと、意見を合わせるのが面倒くさいんだな。

んで20分ほどでキャンプ場に着いたんだけど、どうも人の気配がしない。
夏の終わりとは言っても、休日のキャンプ場はまだまだ人が多いはず。

周りをちょっと探索する。
水場なんかを見ると、何年も使われていない感じがする。

さらに奥に行くとデカい石碑があった。
殉職者供養なんちゃらかんちゃら・・・。
お国のために死んだ方々を供養しているんだろうか。

そこから見えた管理棟らしき建物に近づいたら、数年前に閉鎖の張り紙。
なるなる。

閉鎖されているとはいえ、テントを張れればどこでもいいんだ。
ってことでテント張って、飯作って食う。

食べ終わったのがだいたい19時頃かね。

あとはやることないんだ。
山の奥で周りには、電灯一つ無い。

携帯もバッテリーがやばいのでイジれないし、本も暗くて読めやしない。
まあ寝るしかない。

ってことでかなり早いが眠りにつく。





んで目が覚める。
携帯を見ると、まだ夜中の2時ごろ・・・。

あー、早く寝たからな。
まあもう一回寝よう。

んで寝れないんだ。
なぜか目が覚めてる。

テントの中でゴロゴロしてたら、なんかおかしい。

誰か外に居る?

話し声が聞こえてくる。
ボソボソした声だけど誰かいるな。

誰もいなかったけど、寝てる間に誰かキャンプに来たのか?
と思って、外を見渡すけど真っ暗。

懐中電灯で周りを照らしてみるも誰もいない。

ふむふむ。

テントの中に引き返す。

んでまた聞こえてくる声。
今度はかなりはっきり。しかも近くなってる!?

殉職の石碑が頭をよぎりゾッとした。


あ、なんかここヤバい・・・。

どうしよう。朝まであと3時間・・・。長すぎる・・・。
このパターンはだんだん近づいてくるやつだよな・・・。稲川淳二的に・・・。


行くっきゃない・・・。

まずテントの中のものをかき集め袋にぶち込む。
意を決し、テントの外に出てテントを袋にぶち込む。
テントの周りに散らかしてたゴミや食器を袋にぶち込む。
袋を背中に背負う。

バイクにキーを差し、エンジンをかけ、ライトをつける。
この瞬間が一番ヤバかった。というか怖かった。

ライト付けたら、見ちゃいけないものが見える気がして。

こういう気が動転してる時は事故る確率が高い。
安全に行こう。

そしてさっそうとキャンプ場を後にした。

少し走ると小さな温泉町があったので、温泉の駐車場の隅にあるベンチで寝た。
あぁ、やっぱ誰か誘えばよかったかなんて思ってた。
誘う友達は皆無だが。

けれども、朝が近かったので温泉街には人の気配がチラホラ。
なんとも安心できる。

この安心感は、ここの吃音体験談を見た時の感情に近い。俺に似た奴がいたもんだってね。
吃音が治ったぼくの体験談


俺は一人じゃない。
吃音なんていつか治っちまうさ。

それを思い知らされた旅立った。
あーめん。


続く
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